スポンサーリンク

「1日2リットル水を飲む」は間違い?正しい水分の取り方

体・健康

ダイエットのために水をたくさん飲んでいる方おられるのではないでしょうか。水は「1日2リットル」飲むことが健康に繋がるとよく言われています。しかし、本当にそうなのでしょうか。

実は水はたくさん飲むことが必ずしも体にとっていいというわけではありません。間違った水分の取り方をしている場合もあるのです。

ここでは、間違った水の飲み方と、正しい水分の取り方をご紹介します。

スポンサーリンク

間違った水の飲み方

たくさん水を飲む

水は飲んだ後腸で吸収されたあと体全体で使われます。その後は腎臓で尿となり排泄します。吸収することや排泄することための能力はどれだけでも出来るわけではありません。男性に比べ、女性の腎臓の働きは弱く、飲みすぎると腎臓で尿にしきれなくなります。尿にできないと排泄できないため、水は体の中に留まります。その状態が「むくみ」になります。

たくさん水を飲むと、体の中の老廃物や毒素が一緒に排泄できると考えがちですが、実は違います。たくさんの水分を取ると尿は薄まるので、排泄する老廃物などの量は変わりません。むしろからだがむくむので、体重も増えやすくなります。

冷たい水を飲む

冷たい水を飲むと体が冷えます。体が冷えると血のめぐりが悪くなり、皮膚に栄養が届きにくくなります。お肌が乾燥し、シワが目立ちやすくなります。

なるべくあたたかいものや常温の水を飲むようにしましょう。

水を飲んでも美容効果は得られない

汗をたくさんかくことでお肌が綺麗になるということはありません。よく半身浴をしながらたくさんの水を飲んでいると聞くことがあります。汗をかいて体から抜けた水分を補給する必要はありますが、「水を飲むことでたくさん汗をかき代謝が上がる」なんてことはありません。汗をよくかく人は肌トラブルも起きやすいです。

しかし、半身浴は体をあたためるので冷え性改善には効果的です。冷え症が改善されることで代謝が上がることはあると思います。

また、乾燥が気になる方の中に冷暖房の効いている部屋にいる時は水分を多く取るようにしている方もおられます。しかし、お肌の水分は、角質層にあるセラミドという成分が肌の水分を保つ働きをし、その量によって決まります。そのため水分を取るとお肌が潤うということはありません。

お酒では水分摂取できない

よく「1日の水分はお酒を飲んでいるから取れている」という方がおられますが、それは間違いです。アルコールで摂取した水分は吸収されません。なぜなら、アルコールに利尿作用があるため尿として排泄されます。

これはアルコールだけでなく、カフェインを含むコーヒーなども同じです。

スポンサーリンク

正しい水分の取り方

1日に飲む量は決めない

先ほどもたくさん水は飲まない方が良いと言いましたが、1日に何リットルの水分を取る必要があるのでしょうか。暑い日や汗をたくさんかいた日や寒い日では必要な水分量は変わってきます。また、必要な水分は必ずしも液体で取るべきではありません。ごはんにも水分は含まれますし、お味噌汁やスープからも水分は摂取しています。ですから、無理のない範囲での水分摂取をしましょう。

自分の水分摂取が足りているかを知ることは尿をみればわかります。水分が少ないと、濃い尿が出ます。そして量は少ないです。反対に、たくさん水分を取った時は尿は薄く量も多いです。何度もトイレへ行くことも出てきます。ご自身の尿で判断して、必要な水分量を決められると良いでしょう。

夏は30分に1~2口飲む

暑い日の熱中症対策には水分補給は欠かせません。30分に1~2口飲むように意識することは大事です。

のどが渇いた時には、体から水分が出て乾いている状態です。猛暑の時は、その状態で水分を摂っていても遅いです。のどが渇く前に水分を摂るようにしましょう。

また、夏の汗をかく時期は水だけでなく麦茶を飲むようにすると熱中症対策には有効です。緑茶やコーヒーなどにはカフェインが含まれているので、利尿作用によって尿として水分が排出されやすくなります。麦茶はノンカフェインなので、尿で水分が失われることは少ないです。

また、麦茶にはミネラルも含まれているので、熱中症を防ぐには効果的です。

食前30分前に炭酸水を飲む

水分をとる場合、水だけでなく炭酸水もいいです。炭酸水は疲労回復させる効果と、便秘改善効果、代謝を上げる効果があると言われています。炭酸水を食前30分前に飲むとお腹が膨れるため、食べ過ぎを防止してくれるのでダイエット効果も期待できます。

炭酸水の中にも強炭酸水があります。これは普通の炭酸水よりも炭酸が強いです。炭酸好きな方たまらない刺激です。ペットボトルの蓋を開けた瞬間から、他の炭酸水とは違います!シュポッという音とともにコポコポと炭酸の音も大きいです。
特に強炭酸水クオスはすごく美味しいです!わたしは常に家に常備しています。常温で飲むよりも冷やして飲む方が炭酸を強く感じられます。


夫はこのクオスで焼酎の炭酸割をよく作っています。わたしは炭酸水にカットしたレモンを入れてよく飲みます。強炭酸好きの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

温かいものを飲む

冷たいものを飲むと体を冷やしてしまいます。温かい飲み物でもコーヒーよりもお茶や白湯を飲む方が良いでしょう。お茶には様々な種類があり、それざれに効能があります。

  • 麦茶

夏の定番のお茶。カフェインを含まないため、子どもから大人まで安心して飲める。利尿作用がないため、汗をかいたときの水分補給として適している。

  • ウーロン茶

中国茶。ポリフェノールを多く含み、油を吸収、排出するため肥満を防ぐ。また老化防止する効果もある。

  • ローズヒップティー

南米、ヨーロッパにある野バラの一種のドッグローズの実を砕いて乾燥させたお茶。

  • はと麦茶

はと麦で作られたお茶。利尿作用がありむくみに効果的。肌を潤すことや、免疫を高める効果があるため、肌荒れの改善に効果的。

  • ルイボスティー

南アフリカの山脈でしか取れないルイボス(マメ科の植物)の葉を乾燥させたもの。ノンカフェイン。ミネラルを多く含み、冷えやむくみに効果的。アンチエイジング効果もあると近年美容茶として人気。

  • カモミールティー

カモミールの花を乾燥させたもの。リラックス効果があり、眠る前に飲むと眠気を誘うので不眠の方におすすめ。

など、さまざまなお茶があります。特に妊娠を希望している方や妊娠中の方はルイボスティーをよく飲まれているようです。

〈まとめ〉のどが乾いたら水分をとる!が正解

わたしたちは水を飲まないといけないと思い込んでいます。水を飲むうえで大切なのは、「のどが乾いたら飲む」と言うことです。飲みすぎて体の不調にもなりますし、飲まなさ過ぎてもいけません。暑い夏の時期には、きちんと水分をとって熱中症にならないようにしなければいけません。熱中症にならないための水分の取り方や対処法も記事にしています。暑い時期に気を付けるためにもぜひご覧ください。

自動販売機でも夏はほとんど冷たい飲み物になり、冬は暖かい飲み物が多くなります。日本の夏は暑いので冷たい飲み物を飲みがちです。コンビニでは大きな冷蔵庫で冷たい飲料水が冷やされています。

わたしの知り合いのスコットランド人は自国では冷たい飲み物は飲んでいなかったそうです。コーヒーも、紅茶も温かいお湯を沸かして飲むことを好みます。スコットランドの夏は日本のように暑くはならないでしょうから。日本に来て、冷たい飲み物が多く販売されていることに驚いたと言っていました。

日本の夏ではジメジメと暑く、温かいものを飲むというのはなかなか難しいです。しかし、オフィスなど冷房で冷えているような室内で1日過ごすようなら夏でも温かいお茶を飲みたいですね。

体・健康
スポンサーリンク
リサをフォローする
最近のコメント

コメントなし

ゆるりmemo

コメント