市の検診で発見
入籍をし半年後無事結婚式を行いました。結婚式の準備や正社員で働いていたので忙しく過ごしていたころ、生理ではないときに出血がありました。しかし、1度だけですぐに治まったので深く考えていませんでした。
結婚式を終え、ハネムーンと順調に進む日々。体調を崩し正社員を退職し、別のところでパートとして働いているころに市の健康診断を受けることにしました。
退職した時に主人の扶養に入ったためです(正社員の頃は会社で健康診断をうけていました)が、今まで子宮頸がんの検査をしたことがありませんでした。そろそろ子どもをと考えていましたので必然と検診を受けました。
結果は後日郵送されるとのことです。
そして2週間後、郵送されてきた手紙には要精密検査の文字が。
よく読んでみると、早急に専門機関を受診してください。と、紹介状も一緒に封筒に入れられていました。まさか、と思いましたね。
この時は検査して問題なかったらいいんだし早く解決させようと、近くの産婦人科を受診しました。
30歳で初めての産婦人科へ
30歳になるまで産婦人科へ行ったことなかったのでドキドキでした。(子宮頸がんの検診を受けたことなかっただけでなく、産婦人科を受診したことないというのもいまにしてみると若いころから受診するべきことですね。)
そして、担当医の先生が若くてハンサムで…。は、はずかしかったです。
先生からは、ビックリしたでしょ。でも他の検査をしてみないと子宮頸がんと決まる訳じゃないからね。というようなことをおっしゃってくださいまして少しほっとしました。
そして、次の順番に検査を受けていきました。
HPV(ヒトパピローマウイルス)検査
HPV(ヒトパピローマウイルス)とは子宮頸がんの原因となるウイルスです。多くの子宮頸がんは、このウイルスがきっかけとなって発病しています。性行為だけでなく皮膚の接触によって女性の約80%は知らない間にかかっています。
HPVが陽性の結果が出た場合は、“子宮頸がんの原因となるハイリスクHPVが検出された”ということになります。
予約の日に行くとHPVウイルスは検陽性。検出されたので、次の検査へと移ることになりました。
コルポ診
コルポスコープと呼ばれる虫眼鏡のような器具を膣内に入れ、表面に酢酸を塗って子宮頸部を観察をし、細胞診(肉眼)では見ることができない病変を発見する検査です。
組織診
コルポ診によって異常が確認された場合、その部分の組織を数ミリ採取して病理検査します。
病変の深さ・進行レベルを調べ、最終的な診断と治療方針を決めるための検査です。
この組織診はめちゃくちゃ痛かったです泣
声には出さずにひっそりと泣きました。
それから2週間後結果を聞きに行きました。
結果は
1.異常なし
2.異形成上皮(子宮頸部異形成)
3.がん
上のうちの中の判定としては2でした。ということは、がんになる前の高度異形成という状態でした。
しかし、手術が必要とのことでした。
パートで働いていたのでシフトも決まってしまっているので急に手術の日を決めるわけにはいきませんでした。しかし、病院の空き状態のこともあり3週間後に決まりました。
パート先にもその様になった経緯を伝えたところ融通を付けてくださいました。
結局そのまま入院前まで働いて、その後はわからないので辞めさせてもらうことになりました。
入院 手術
入院期間は4日間でした。1日目は特にすることはなく、体温・脈拍・血圧を測定してもらいました。
2日目は手術当日。手術前の点滴をしてもらい、手術室までは歩いて行きました。
麻酔は腰椎麻酔のみでした。麻酔を打たれる時は痛かったですが、すぐに効いてくると足の感覚はなくなりました。変な感覚でした。手術時間が短いため、意識ある状態での手術はずっと緊張していました。
看護師さんが話しかけてくださったのでまだ落ち着いていられたと思います。
手術は30分もかからないくらいだったと思います。子宮頚部の円錐切除をしてもらいました。切除しすぎると妊娠時に流産、早産になりやすいため浅めになるよう考慮していただきました。
麻酔の影響からか、術後は寒くて震えていました。病室へ連れて行ってもらってからも寒いのと、徐々に痛みが出てきてつらかったです。痛み止めを服用しても効かなかったので点滴で入れてもらいました。
3日目診察してもらい、問題はなかったので翌日退院することになりました。
無事退院できましたが、頭痛と吐き気が治まりませんでした。多分麻酔の影響かと思いますが、今回の手術よりも退院ごの不調が一番辛かったです。1週間くらい寝込みました。
回復
退院ご1週間は寝て過ごしていましたが、徐々に良くなってきました。
2週間後、1か月後に検診を受け問題ないとのことで次は3か月後に検診を受けることになりました。
この間出血はありました。それも時間が経つごとに少なくなっていき回復してる実感を持ちました。
わたしの場合は手術をした際の細胞検査でも病変は取りきれたのと、病変も小さかったようなので期間をあけて定期検査にて経過観察だけになりました。
病変があるとわかってから、すごく早く進んでいきました。今後妊娠することが出来るかわからないです。妊娠しても無事出産できるかもわかりません。不安なことばかりで、心配になって泣いて過ごす日々を過ごしています。
主人は仕事から帰るのも遅く、一人孤独に日中を過ごしています。
自分と同じような治療を受けられた方のブログを読んで元気をもらうこともあります。わたしの体験もこれから治療を受けられる方なんかの少しでも参考になればと思い書きました。今後も更新していきます。
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